今年11冊目「ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)」

私も読んでみました。グーグル大好きな私には、とても面白い本でした。でも出版された瞬間に読んでいたら、こんなに共感できなかったかも。ネットの「こちら側」「あちら側」という考え方で、「あちら側」を信用するのに、私はちょっと時間がかかりました。ただいつのまにか、htmlで手書きした日記をHPに載せるのをやめブログを使うようになったり、プロバイダのメールよりGmailを使うようになったりしてきて、本当にいつのまにか、自然に信用できるようになっていました。

情報を共有することによって生まれるスピードとパワーについて、私たちはもっと真剣に考える必要がある。

という部分には、とてもとても深く頷きました。最近「楽観主義と信じる力(人やあちら側を)は優れた才能の1つだ」と思うようになったのだけど、世の中には、それをたまたま持ち合わせていない人と、持つことを拒否している人がいるみたいなのです。後者とはどうやって付き合っていくべきかと考えておりましたが、今回、必要最低限以上は付き合わなくてよい…自分の中ではそんな風に方向が決まった感じです。

イデアの起案自身というのはほとんど評価されない。アイデアっていうのは当然、難しい問題を含むものだ。その問題を解決して動く形にして初めて評価される。

という著者の知人の言葉も、行動の遅い私には、いつも気に留めておきたい事だなぁと思いました。

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)