段取り力―「うまくいく人」はここがちがう (ちくま文庫)

私は、団体行動の時は、スケジュールなどが決まっていなかったり、無駄な時間を使ったと感じたとき、かなりイライラするのですが、個人行動の時は、それはもう、行き当たりばったりな人間です。笑っちゃうくらい。でも、もっと段取りを考えた方が良いのだろうなとは思っても、心のどこかがブレーキを踏んでいます。多分「がちがち」なイメージがあるのよ。それが嫌なの。
「段取り力」とは、エネルギー配分なのだそうです。一番重要なところに一番大きなエネルギーを使いなさいということのようです。それから、追い込まれれば、人間はたいがいのことは出来るので(←ほんとう!?)、自分を追い込むような設定をすること、それも、段取りなのだそうです。
「段取り」のいいところは、一度決めてしまうと、日々のゆれ動く感情ややる気の変化とは関係なく、段取りに従って動くしかなくなること、とありました。人に決められるとやる気のなくなる人は、誰かと組んで段取りを決めるとよいそうです。うーん、そうなのか。でも、確かに、私も納期(締切)がないと、やらないもんね。ちょっと、予定を詰め込みすぎかしら、と思うこともありますが、そういう意味では、私も中途半端に段取り力を発揮していたのかも知れません(笑)
坂口安吾さんのお部屋の写真がすごかったよ(笑)。…って、笑っていては、いけませんんね。私もひどいときは、これに近いものがあったもの…。列車ダイヤについてのお話が面白かったです。引用されていた「定刻発車」という本の予約をしてみました。

段取り力―「うまくいく人」はここがちがう (ちくま文庫)

段取り力―「うまくいく人」はここがちがう (ちくま文庫)