縄文杉


縄文杉は、推定樹齢が2170年〜7200年まで様々な説があるそうです。でも6300年前に硫黄島付近で起きた火山の爆発の影響があったこと、火砕流の被害を受けてから杉が発芽するまでに1000年くら時間が必要なことなどから、推定樹齢は4000〜5000年ではないかと言われているようです。縄文杉の根を守るためにということで、15mほど手前の展望デッキから眺めるのですが、直径5.1mのその太さは、離れて見ても十分にわかります。樹高は25.3m。ポプラを見て育った私にはあまり高くないなぁという印象ですが、それでも、プールを立てたくらいはあるのです。やっぱり大きいなぁ。
展望デッキの上は、登山者で賑わっていましたが、縄文杉は、とても静かで、厳かな感じがしました。私は普段、古いものに感動を覚えるタイプではないのですが、縄文杉の貫禄には、感動というか、ただただ圧倒されてしまいました。ただひとつ、木までの距離が遠かったのが残念でしたが、それでも、遠いところやって来て、本当によかったなぁ!!と思いました。

ちょうどお昼時なので、近くの小屋へ移動してお弁当を食べました。フツウのお弁当なんだけど、すごく美味しい!!(笑)

ガイドさんがやかんを持って歩いているなぁと思っていたら、温かい飲み物を入れてくれるとの事。私はコーヒーをお願いしました。インスタントなんだと思うけど、感動的に美味しい!!(笑) ガイドさん、ありがとうございます。ごちそうさまでした!!

食事後は、また展望デッキに戻って、写真を撮ったり、ぼぅっと縄文杉を眺めたり・・・。観光客が多い時期だと登山道はラッシュ状態(?)になり、写真もあまり撮れないとのことで、たまたまではありましたが、今回、梅雨時期に出かけて良かったです。
少し晴れてくると、また違って見えます。まわりの木の葉の緑もきれいです。

根元をズームで。根廻り43mだそうです。すごい!!

木の上部。枝をのばして緑が茂っています。ちゃんと生きているんだなぁ。

一応、記念写真も撮りました♪レンタルのレインスーツが似合いません(笑) しかし、縄文杉の大きさは伝わるでしょうか・・・遠近法で返って伝わらないでしょうか・・・(人物と木の間が15mあります)。


晴れていたのも束の間、霧がかかってきて、縄文杉がとても幻想的に変わりました。お天気の違いで、こんなに違った表情を見せるのですね。霧とかすかな光に包まれて、神々しいです。
そして、名残惜しいのですが、お別れの時間がやってきました・・・うぁ〜ん、もうちょっと見ていたいよう。。。でも、会えてよかったです。何でかよくわかりませんが、うれしかったのです。だから、また会いたいです。そうだ、また屋久島に来よう! ということで「またねー!」と挨拶して帰ることにしました。