荒川登山口〜トロッコ線路

縄文杉は、標高1280mの山の中にあります。いくつかのルートがあるようですが、途中で山を越えたりしなくていいということで、荒川登山口(標高600m)からスタートするのが一般的のようです。観光案内図によると、往復8〜10時間とのこと。中間地点までは、トロッコ線路のうえを、てくてく歩きます。線路だけに山登り感はなく「てくてく」と書きましたが、この線路だけで、8.1Kmあります。しかもお天気は雨です。。。
先頭がガイドさん、次に女性2人組、私、男性2人組と縦一列に並び、片手に山、反対には崖(その下は川)という線路を、もくもくと歩きます。景色や植物がきれいで写真も撮りたいのだけど、雨も降っているし、歩きながらでは上手く撮れず、立ち止まると置いていかれる(しかも後ろの人にもメイワク)・・・うー。ていうか、実は、歩くのに必死で、あまり余裕もありませんでした。。。それでも、ガイドさんがお話をしてくれている時などに、少しだけ撮った写真です。(少しじゃないか・・・(笑))
雨な事もあり、最初は、真っ暗でした。

屋久島は、花崗岩が隆起してできた島なのだそうです。この写真はありまはっきりしていませんが、岩に長四角の結晶ができるのが特徴とのことです。なんというか、ドミノが埋まっているみたいでした(笑)

ショクチュウショクブツ・・・食虫植物!? 挟む系ではなくて、くっつく系かな? 先端の丸い部分に細かい毛がたくさん生えています。

途中、見晴らしの良い場所で、遠くに滝が見えました。近くで見たら、かなり大きいんだろうなぁ…。


そして屋久杉。今日、最初に会った屋久杉は、大杉と呼ばれている樹齢1500年の杉です。私は、屋久杉という種類の杉の木があるのかと思っていたのですが、日本には、杉の木は1種類しかないそうです。ふつうの杉の木の寿命は300年くらい。でも屋久島は花崗岩で土に養分が足りないので、杉はゆっくりしか育てません。その結果、年輪の幅が緻密になって樹脂もたくさんたまり、樹脂の防腐効果から長生きができるのだそうです。そして樹齢1000年以上のものを、屋久杉と呼んでいるそうです。

小杉谷集落跡。林業が盛んだった頃、栄えていた集落の跡地だそうです。全国から優秀な人材が集められ、国家公務員として仕事をしていたため、当時にしては、とても裕福な集落で、山の中の近未来都市(?)みたいだったとのことでした。

近くの休憩所で、ちょっと休憩。私は、早くも足が痛くなってしまいました。しかもヘンな場所。膝の裏側の内側。みゅー。女性2人組とお話してみると、福岡から来ているとの事でした。「やはり体力のあるうちに見に行かなくては!」と思って来たそうです。そうだよねぇ、今でもたどり着けるか不安だものと、頷いてしまいました。しかし、せっかく来たのだし、がんばるのです。
エゴノキのお花。トロッコ線路にも、たくさん落ちていました。かわいい。

ヒメシャラ。サルスベリの仲間なのだそうです。樹皮がオレンジ色。明るい色の木なので、とても目立っていました。

その後、三代杉、仁王杉の写真も撮ったのだけど、暗くって、自分でもどこがなんだかよくわからない写真になってしまいました・・・みゅー。
そして、トロッコ線路、終了です〜。こんな線路を歩きました。

また少しの休憩。男性2人組は、大阪から来ているとの事でした。後ろから聞こえる話し声が関西弁なのでそんな気がしていたのだけど、その会話がちょっとヘン??(1人だけが敬語(丁寧語)で話している)で、んんん? と、思っていたら、社員旅行なのだそうです。2人しかいないのは、オプショナルツアーで縄文杉は人気がなかったからだそうです。。。以前参加した人の写真を見て「10時間歩いた果てに見るのが、ただの杉じゃん」ということで、みんなカヌー体験に流れたそうです。。。そんなぁ。
休憩場所近くの景色です。休憩中は雨も止んでいて、緑と水の流れがきれいでした。私たちのほかにも、屋久杉を目指すグループが、たくさんいました。