「プリニウス5 (バンチコミックス45プレミアム)」

「書物の情報や想像だけでは、わかったつもりになるだけ。動いて得られた教養こそが、本物の血となり肉となる…」というのは、プリニウスの時代よりも現代のほうが、気に留めておかないといけないことと思います。ポッパエアの若い頃のイルカと泳ぐ姿の可愛らしいこと、それがあんな恐ろしい人に変わらざるを得なかったのかと思うと可哀想。最後に噴火に見惚れて火の神を讃えるプリニウスの姿は、そりゃあ死ぬでしょ…みたいな納得感がありました(まだですが)。
読了日:03月31日 著者:ヤマザキマリ,とり・みき

プリニウス5 (バンチコミックス45プレミアム)

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