ガイア(ネコ)目線で、プリニウス屋敷を歩き回るお話が面白かった。エウクレスが書記を務めることに対して、自分より適任者がいるのでは?自分のやりたいことはもっと他にあるのでは?と若者らしく悩んでいたけれど、結局はプリニウスの元に戻ってよかったと思う。こんな面白い人のお供ができるなんてなかなかない機会だもの。プリニウスの「知性を磨くことが、他の動物に対して恥ずかしくないように生きること、他の動物と同様に自然に受け入れてもらう為」という考え方を読み、ただの好奇心旺盛な変人なだけでない、謙虚な人なのだなぁと思った。
読了日:09月09日 著者:ヤマザキマリ、とり・みき
- 作者: ヤマザキマリ,とり・みき
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2015/09/09
- メディア: コミック
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