今年20冊目「「みんなの意見」は案外正しい」

tamaさんの日記で興味を持ち、図書館で借りてみました。団体行動は苦手なくせに「集団」にはすごい力がある・・・と思っている私なので、とても興味深く読みました。
この本では、賢い集団の4つの要件ということで、意見の多様性(各人が独自の私的情報を多少なりとも持っている)・独立性(他者の考えに左右されない)・分散性(身近な情報に特化し、それを利用できる)・集約性(個々人の判断を集計して集団として1つの判断に集約するメカニズムの存在)というのが紹介されていました。困難な問題を前にしたとき、多様な人々の思いのカケラを集めたら、集団のいちばん賢い人より正しい答えが出せるというのは、とても希望が持てる内容だと思います。でも、意見の集約というのが、とても難しそう。特定の個人の感情を紛れ込ませずに意見を集約する仕組みって、どんなのがあるのかなぁ・・・。集団として正しい判断をするための方法などを、もっと知りたいと思いました。

「みんなの意見」は案外正しい

「みんなの意見」は案外正しい