今年9冊目「ひとり暮らしのころは Home Works」

アマゾンの絵では、水色のチェックの表紙が出ていますが、実際は、黄色のチェックのオビがついて、もっとラブリーな装丁です。中をパラパラ見て、手作り系の若い女の子の書いた本かなと思い、読むことにしました。
読み始めてすぐ気づくのですが、著者の方は、ほとんど私の母親世代の女性の方で、この本が2004年の出版だから、30年前の学生時代とかに記憶を遡って書いているのですね。なのに、つい昨日のことのような文章で、細かなことをよく覚えているのだなぁと感動してしまいました。そして、私が生まれるより前に1人暮らしをはじめたこの女性と、十何年前に1人暮らしを始めた自分とに、なんと共通点の多いことか。それは、私が古風だったのか、それとも、時代に関係なく、貧乏な若者は似たような暮らしで似たような考え方になってしまうのかわからないけれど、でも、とても懐かしい、娘時代の日記帳を読んでいるような気分になりました。
ままごとのような、キャンプのような、旅人のような、そんな生活。そういうテイストを、最近忘れていたような気がします。まったく同じ事は、もう出来ないけれど、生活を楽しむことを忘れてはいけないなと思いました。
あと、ちょっとの間、ビジネス書や自己啓発書みたいのを読むのはお休みして、女性向けの本とかを読んでみようかなと思いました。

ひとり暮らしのころは Home Works

ひとり暮らしのころは Home Works