動物たちの物語と解説のバランスがよくて、挫折しないで読み切ることができました。コンピューターに言葉をわからせようとする過程をたどり、ふだん人間が言葉を扱うにあたり無意識でやっていることの多さ・複雑さを再認識し驚きました。意味と意図の章を読み、これまで「行き違いを防ぐために言葉は正しい意味で使うことが大切」という考えを持っていましたが、現実的には「もっと自分がおおらかになって、意図を汲み取るよう努力すること」が人間らしい選択なのかも!?と思うようになりました。
読了日:05月05日 著者:川添愛
働きたくないイタチと言葉がわかるロボット 人工知能から考える「人と言葉」
- 作者: 川添愛,花松あゆみ
- 出版社/メーカー: 朝日出版社
- 発売日: 2017/06/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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