ガル・スペシャル

先日、「トロピカリア」を読み終わったところなので、ガル・コスタが聞きたくなって聞いています。「ドミンゴ」を聞くまでのガルのイメージはもちろんこちらで、私は、あまり好みではなかったです。でも、いろんな背景がわかってから聞きなおすと、人としての好感があるので、良くない先入観も減って、前よりも興味を持って聞くことができます。
このアルバムで、1番好きなのは、「ベン・ボン」という曲です。最初に聞いたのは、何かのコンピアルバムだったような記憶ですが、すごくヘンな曲で、すぐに気に入ってしまいました。そして、この曲は古典的ボサノバ(さえ語です)なのかなぁと思い込んでいたのですが、ライナーを読んでいたら、そうではないのですね。新しい時代にも、こういう曲を作る人がいるのはうれしいなぁと思ってしまいました。新しい・・・といっても今から20年以上前ですが。「ベン・ボン」の次に、カーニバルの雰囲気の「お金はどこに」という曲が収録されているのも、あまりのギャップに、おぉっ!!という感じで楽しいです。

ガル・スペシャル

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