バンドネオン修理(4)

今日は、バンドネオンの修理の続きをしに「にゃん工房」へ行ってきました。しかし!!カメラを持って行くのを忘れてしまいました・・・あいたたた。
今日の作業は、ボタンつくりと、ボタンの接着です。最初、ボタンが落ちている箇所には、三文判のような印鑑が突き刺さっていたのですが、これを、他のボタンに習って、スムーズな動きができるように、「遊び」のある土台を作って、その上にカットした印鑑を接着して直しました。うーん、文章だけで表現するのはむずかいなぁ。。。
力が加わったとき真ん中で折れるように、薄い木を4枚、布を挟んで貼り合せて土台を作ります。細長くカットされた状態で売っていた木を、さらにカンナで削ってもらい、厚さと幅を調節してもらいました。私は、「遊び」が折れやすいようにナイフで木を削ったり、芯にする布を切ったりしました。
本来は、芯にする素材は布ではないのです。もっと、しなやかな弾力のある素材でした。動物の皮がいいんじゃない?とアドバイスしてくれた方もいたのですが、家には鹿皮しかなくって、持って行ってはみたものの、あまり薄くなかったので却下されました。薄くて丈夫といえば、ラテックス…ということは、明るい家族計画!?(笑)・・・いやいや家には手術用手袋があったはず(以前の仕事で携帯を義務付けられていた)と思ったのですが、こちらは持っていくのを忘れました。他に、丈夫で伸縮性があるという意味で、粘着性のある包帯も持って行ってみましたが、最初に試した木綿のハンカチーフ(?)での試作が上手くいったので、布で行くことにしました。印鑑はプラスチックだったのですが、それなりの工具を使えば切断することでできるのですね。切断っていうか、一部溶けていたような気もするけれど・・・。でも、計7個のボタンをつくり、接着してきました。
そんなわけで、見た目やボタンの角度など、細かな部分で100点満点ではありませんが、とりあえず、すべてのボタンが揃いました。わぁ〜!! パチパチパチ!!!
今日は、1人では思考の回路も限定されがちだけど、3人集まると、アイデアもたくさん出てくるし、得意な作業も人それぞれで、いろんな可能性があるのだなぁと、そんな当たり前だけど忘れがちな事を再認識できたので、よかったです。ありがとうございました。お疲れ様でした。