ノンステップ

今日、バスに乗ったの。みんくるくんの都バスです。ノンステップバスも走っている区域なので、バス停には、車椅子のお姉さんがいました。
バスがやってきましたが、ノンステップではありませんでした。私含む数人が乗車して、すぐに発車するのだろうなぁと思いました。でも、そのお姉さんが「乗せて下さい」って頼んだのです。運転手さんは、普通に断りました。そのバスは、椅子を収納して車椅子を安全に固定する仕組みもないものだったし、待っていればノンステップのバスが来るとの判断から出た答えなのだと思いました。でもお姉さんは引き下がりません。話を聞いていると、時刻表にノンステップと書いてあった時間に来たバスはノンステップではなかったので、見送ったようなのです。かなり遅い時間で、もうバス自体の本数も少ないので、必死だったのだと思いますが「時刻表が当てにならないということか」というような事を話して、怒りの態度を示しました。
でも、そのお姉さんの話をよく聞いていると、乗りたかった時刻のノンステップバスは、都バスとは違うバス会社のものだったのです。それを都バスの運転手さんに一生懸命文句?を言っているのです。どうするのかなと思いましたが結局、運転手さんは車内アナウンスで手助けを求め、車椅子の女性を乗せ、お客さんにお詫びを言い、運転に戻りました。日本の交通機関は、時刻どおりに走らせてナンボの世界だと思います。人としては当たり前のことかも知れませんが、えらいなぁって、思ったのです。頑丈そうな男性が数人で手助けしていたので、私は見ていただけなのだけど。
少し前に読んだ、ズーニーさんの本に載っていた、M駅(って三鷹かな?)の駅員さんのお話を思い出してしまいました。