足を直す。

新しく買ったレコード箱を組み立てた。レコードは、そんなに枚数を持っているわけではないのだけど、大きさが微妙で置き場所に困っていたのです。レコードと本になっている楽譜などを入れると、とてもすっきりしました。レコード箱の組み立て用にと、小さな六角レンチが入っていました。実は2年位前から、マイクスタンドのねじが緩んで、ちょっとさわっただけでぐらつくような状態で、持っているドライバーでは直せなくて困っていたのだけど、もしや?と思い試したら、レコード箱用の六角レンチがピッタリはまりました。おお〜!と思いながら、まわしてみると、もう本当に、随分とゆるんでいたのが判りました。そりゃぁ、倒れもするはずです。キッチリ締めなおして、これでもう、大丈夫かな?
マイクスタンドなんて、日常的にはもう殆ど使っていないのだけど。きっと一生持っているのだと思います。私は7歳までは父親と暮らしていました。敏男さんといって、絵を描いたりギターを弾いたりするのが好きな人でした。高校生の時にふと敏男さんの部屋の真ん中には、いつも描きかけの油絵の乗ったイーゼルがあったのを思い出し、自分も一番好きなものを部屋の真ん中に置こう!と思って、マイクスタンドを買ったのです。確か15000円位で高校生の私には大金でした。それからずっと大切にしていました。でも数年前から、ぐらいつたり倒れたりするようになったのです。今思うと、ちょうど唄わなくなった頃のように思います。象徴的なものだったので、足を直したら、私はまた、唄いだすのかしら?と、ちょっとわくわくしました♪